MISC

2011年6月

高速実用炉蒸気発生器におけるナトリウム-水反応時の隣接伝熱管内熱伝達特性

第16回動力・エネルギー技術シンポジウム講演論文集
  • 栗原 成計
  • ,
  • 梅田 良太
  • ,
  • 柳沢 秀樹*
  • ,
  • 大島 宏之

開始ページ
9
終了ページ
10
記述言語
日本語
掲載種別

高速炉蒸気発生器(SG)における伝熱管破損時には、高圧の水/蒸気がナトリウム(Na)中へ漏えいし、伝熱管束部にはNaと水との発熱反応によって高温・高速・腐食性の反応ジェットが形成される(Na-水反応)。この高温反応ジェットの熱的影響を受ける隣接伝熱管は、機械的強度の低下で内圧破裂(高温ラプチャ)し、破損伝播の可能性が懸念される。本研究では、隣接伝熱管への熱移行解析評価手法構築に不可欠となる伝熱管内(水側)の詳細な伝熱特性を把握することを目的として、高温ラプチャ評価上安全裕度が最も小さいとされるSG部分負荷運転条件である低質量流量・高サブクール水を通水した伝熱管に対し、反応ジェットを模擬した急速加熱試験を行った。伝熱管内表面温度及び熱流束を正確に推定し、それらの時間変化より管内の流動状況や伝熱特性を検討した。さらに、水側評価で用いる汎用ブローダウン解析コードRELAP5に適用されている伝熱相関式を改良した結果について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5030875

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