講演・口頭発表等

反応度事故(RIA)及び冷却材喪失事故(LOCA)条件下における高燃焼度燃料の挙動,4; RIA時のMOX燃料挙動

日本原子力学会2008年秋の大会
  • 梅田 幹
  • ,
  • 杉山 智之
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  • 永瀬 文久
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  • 更田 豊志
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  • 田口 祐司
  • ,
  • 椎名 秀徳

開催年月日
2008年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
香美
国・地域
日本

海外の軽水炉で照射された高燃焼度MOX燃料を対象とした反応度事故(RIA)模擬実験をNSRRにおいて実施し、FPガス放出(FGR)及び被覆管残留変形などに関するデータを取得した。パルス照射によって被覆管表面ではDNB(核沸騰離脱)が発生し、パルス照射時のFGRは39.4\%、被覆管周方向残留歪みは最大で4.4\%であった。FGRの結果は、同じ燃料棒から切り出した実験燃料を対象としたBZ-2実験のFGRの結果(26.7\%)を大きく上回る値であった。被覆管周方向残留歪みをピーク燃料エンタルピで整理したところ、本実験の結果はこれまでのPWR燃料実験で得られている傾向にしたがっており、RIA時の被覆管残留変形に関して本実験結果はUO$_{2}$燃料実験結果と大きく異ならないものであった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5013833