講演・口頭発表等

2016年3月

入院中の高齢者に対する継続的な足浴が下肢筋力および足関節柔軟性に与える影響 高齢者の転倒予防をめざしたケアの検討

Health and Behavior Sciences
  • 本多 容子
  • ,
  • 阿曽 洋子
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  • 田丸 朋子
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  • 伊部 亜希
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  • 片山 恵

記述言語
日本語
会議種別

入院中の高齢者17名(男3名、女14名、平均年齢81歳)をA・Bの2群に分け、週2回の足浴期間、ウォッシュアウト期間、コントロール期間を各6週間設けたクロスオーバー試験を行い、各介入前後に足指力と足関節背屈角度を測定した。足指力は、先に足浴を実施したA群で足浴介入期間終了時に左右両足とも有意に増加し、足関節背屈角度はA・B群ともに足浴介入期間終了後に有意に増加した。A・B群を合わせ、足指力と足関節背屈角度を足浴介入期間とコントロール期間に分けて比較した結果、足浴介入期間では終了後に左右両足とも足指力が有意に増加し、足関節背屈角度が有意に増加していた。入院中の高齢者に対する継続的な足浴は、転倒を予防する効果があると考えられた。