共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

入院・在宅高齢者の褥瘡早期検出機器開発の基礎研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
17K12439
体系的課題番号
JP17K12439
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

褥瘡か否かの判定に指押し法やディスク法による発赤色の消褪・非消褪の応答確認法が推奨されているが、不明瞭な色応答では判定に迷うことが多い。グレードⅠ褥瘡における表皮下の水分増加に注目し、発赤直後と1週間後のインピーダンスを測定した。発赤発生直後から1週間後において、コンダクタンスが健康皮膚と比較して小さく、1週間後のインピーダンスは健康皮膚のインピーダンスに近似したことから、治癒過程は電導率を反映していた。測定した3カ所の発赤部温度は1週間後にほぼ均一に1.0℃低下したが、血流比は部位によって違いがみられた。褥瘡の早期検出と治癒過程評価にインピーダンス測定が有用であると示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17K12439/17K12439seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K12439
ID情報
  • 課題番号 : 17K12439
  • 体系的課題番号 : JP17K12439