2016年4月 - 2020年3月
黒川家旧蔵資料の調査研究──江戸期の知識流通体系及び古典学の形成基盤の解明──
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究は、江戸期から明治期にかけての国学者・蔵書家である黒川春村・真頼・真道の三代にわたって蒐集・蓄積された黒川家旧蔵資料群の書誌データの蓄積と、黒川家において醸成された江戸期知識層の学問(古典学)の解明を目的とする。本研究では、ノートルダム清心女子大学に分蔵される黒川家旧蔵の古典籍(和歌・歌論・物語を中心とする)の調査を行い、書誌事項と併せて、奥書・蔵書印・識語等の記載内容の修正を行った。具体的には、本研究に前接する科学研究費による研究等によって蓄積された調査カードを電子化したデータをもとに、それを追加・補完しつつ、将来の公開に備えたデータの整備・集成を図った。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K02388
- 体系的課題番号 : JP16K02388