2009年
無線センサーネットワークを利用した電子トリアージシステムの実現(モバイル/放送融合アプリケーション,モバイルコンテンツ,モバイル映像配信,一般)
映像情報メディア学会技術報告
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- 巻
- 33
- 号
- 0
- 開始ページ
- 33
- 終了ページ
- 38
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11485/itetr.33.36.0_33
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 映像情報メディア学会
近年,大規模事故や災害発生時の救急救命において,トリアージと呼ばれる救急救命方式が導入されつつある.トリアージとは,傷病者の脈拍や呼吸などのバイタルサインから傷病者の重症度や緊急度を判別し,治療の優先度を決定する手法である.本稿では,このトリアージの実施例を元に現行のトリアージに関する課題を明らかにし,電子トリアージシステムの設計開発による我々の取組みについて述べる.電子トリアージシステムは,傷病者にバイタルサインを収集するセンシング端末を装着し,センサが取得した情報が無線センサーネットワークを通じて管理サーバーに集約される.傷病者の病状変化や位置をリアルタイムに監視すると共に,幾つかの救助支援機能を加えることで,災害時の救命支援を目指す.現在,指先から血中酸素濃度(SpO_2)と脈拍を収集しZigbeeでそれらを送信する小型電子トリアージタッグならびにデータ表示サーバ,医療者用データビューワの開発に成功している.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11485/itetr.33.36.0_33
- ISSN : 1342-6893
- CiNii Articles ID : 110007483685
- CiNii Books ID : AN1059086X