2011年4月
先進ループ型ナトリウム冷却高速炉の設計検討及び研究開発進捗
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 48
- 号
- 4
- 開始ページ
- 463
- 終了ページ
- 471
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.48.463
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
JSFRの設計研究及び研究開発の進捗を報告する。2050年頃の導入を目指す実用炉は1,500MWeを対象とし、2025年頃の運開を計画している実証炉は500から750MWeを想定して設計研究を進めており、経済性,信頼性及び安全性向上のための革新技術についても研究開発を行っている。厳しい地震条件にも耐え得る原子炉容器のコンパクト化を追求するとともに、高クロム鋼製配管を用いた冷却系2ループ化を実現するため、配管エルボ内の流力特性や配管製作性についても検討している。Na-水反応への対策強化のため直管二重伝熱管SGを開発しており、熱流力設計や機器の試作を行っている。受動的炉停止機構SASSの成立性を実証するため、JSFRへの適用性を評価するための安全解析と「常陽」を用いた実証試験を行っている。また、経済性向上を目指した先進的燃料取扱いシステムの開発も進めている。革新技術のJSFRへの採否について議論しており、2010年度中に採否判断を終了する予定である。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnst.48.463
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10028152963
- CiNii Books ID : AA00703720