巨大地震下における原子力施設全体の挙動解析とそのVerification\&Validationに向けたシミュレーションフレームワークの研究開発
日本原子力学会2012年秋の大会
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- 開催年月日
- 2012年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東広島
- 国・地域
- 日本
原子力機構では、巨大地震下における原子力施設の耐震評価のさらなる向上のため、原子力施設全体の挙動解析を可能とする3次元仮想振動台の研究開発を実施している。このようなシミュレーションを用いて実事象の正確な把握や予測を行うためには、結果の検証、妥当性確認(verification \& validation: V\&V)を経て、実事象を推定しなければならない。現在、実際の原子力施設全体を対象に3次元仮想振動台の研究を進めているが、そのV\&Vの一環として、数百部品から構成される機器の一つを対象にメッシュの品質を確認したところ、シミュレーションの実行や結果の可視化により初めてメッシュの不良に気づくケースがあること、この不良の原因の特定のために試行錯誤が必要となることが課題として挙げられた。これらの課題の解決に向けて、不良の原因と修正方法を分析した結果、メッシュ不良の発生を低減できるようになった。