2010年9月
J-PARC負水素イオン源の現状
Proceedings of 25th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2010) (CD-ROM)
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- 開始ページ
- 1016
- 終了ページ
- 1018
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
J-PARCでは、セシウムフリー六ホウ化ランタン駆動型の負水素イオン源が稼働中である。J-PARC加速器のビームコミッショニングは2006年11月に開始し、2010年6月まで34回実施している。イオン源は5mAの低出力運転と30mAの高出力運転を、加速器の要求に合せて選択して行っている。しかし2008年9月からは放電が深刻化したRFQの安定運転のために、ビーム電流は15mAに制限されている。加速器のビームRUNは約1か月単位で行われ、各ビームrunでは4-5週間のビーム運転と4日間のメンテナンスを行っている。各RUNでのイオン源の稼動時間は600時間程度であり、J-PARCの第1期計画に必要なイオン源の寿命を満足している。各RUNでのイオン源の故障によるビーム停止時間は1時間程度であり、イオン源の稼働率は99\%以上である。