論文

査読有り
2011年9月

J-PARC負水素イオン源のための13.56MHz-RFで駆動した水素プラズマ中のアンテナのインピーダンス測定

AIP Conference Proceedings 1390
  • 上野 彰
  • ,
  • 滑川 裕矢
  • ,
  • 大越 清紀
  • ,
  • 池上 清*
  • ,
  • 小栗 英知

開始ページ
292
終了ページ
299
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(国際会議プロシーディングス)
DOI
10.1063/1.3637399

J-PARCにおいて六ホウ化ランタンフィラメントを使用したセシウム不使用負水素イオン源が運転されている。本イオン源では、J-PARC第一段階で必要な性能である負水素イオンビーム電流30mAと寿命500時間を達成しているが、セシウムを添加してもビーム強度が増強できないことが判明した。J-PARC第二段階で必要な性能である負水素イオンビーム電流50mAと寿命2000時間を達成するため、SNSで開発されたアンテナを使用し、13.56MHz-RFで駆動させる負水素イオン源の開発を開始した。開発の第一歩として、最も重要なパラメータの一つである水素プラズマ中のアンテナのインピーダンスを測定した。1.25kWと7.45kWのRF電力に対し、インピーダンス値11.82+80.22j$\Omega$と21.16+58.24j$\Omega$を得た。予想に反し、大きな実数成分と正のRF電力依存性であった。測定されたインピーダンスをもとに、回路シミュレーションコードLTSpice IVを使用し、接地電位の13.56MHz-RF源で、-50kV電位の真空容器内にRFプラズマを生成する回路設計を行った。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1063/1.3637399
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5028344
ID情報
  • DOI : 10.1063/1.3637399
  • ISSN : 0094-243X

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