論文

査読有り
2022年4月

5か月連続運転後のJ-PARC RFイオン源の健全性評価

Journal of Physics; Conference Series
  • 柴田 崇統*
  • ,
  • 大越 清紀
  • ,
  • 神藤 勝啓
  • ,
  • 南茂 今朝雄*
  • ,
  • 池上 清*
  • ,
  • 小栗 英知

2244
1
開始ページ
012041\_1
終了ページ
012041\_5
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.1088/1742-6596/2244/1/012041

2020年11月から2021年4月までのJ-PARC利用運転において、J-PARC RF負水素(H$^-$)イオン源は3,651時間(5ヶ月間)の連続運転を達成した。イオン源は30kWの高周波出力で、H$^-$ビーム電流60mA、デューティファクター2\%のビームを出力した。5ヶ月連続運転後に、イオン源テストスタンドにおいて、実際の運転条件と同じ条件でイオン源を運転し、RFQ入口の位置での位相空間分布を測定した。ビームのエミッタンスは、水平方向/鉛直方向はそれぞれ0.262/0.264$\pi$ mm mradで、過去の運転で用いたイオン源と比較して大きな違いはなかった。アンテナコイルを目視確認したが、コイル表面には大きな損傷はないことを確認した。これらの結果より、次の長期運転として、J-PARCの1キャンペーン(1年間)である7ヶ月連続運転への可能性が見えてきた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1088/1742-6596/2244/1/012041
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072654
ID情報
  • DOI : 10.1088/1742-6596/2244/1/012041
  • ISSN : 1742-6588
  • eISSN : 1742-6596

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