論文

査読有り
2021年7月

J-PARCセシウム添加型高周波駆動H$^{-}$イオン源の110mA運転

AIP Conference Proceedings 2373
  • 上野 彰
  • ,
  • 大越 清紀
  • ,
  • 池上 清*
  • ,
  • 高木 昭*
  • ,
  • 神藤 勝啓
  • ,
  • 小栗 英知

開始ページ
040002\_1
終了ページ
040002\_8
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1063/5.0057552

2018年、J-PARCセシウム添加型高周波(RF)駆動H$^{-}$イオン源(IS)による高周波四重極線形加速器に適したエミッタンスを有する62keV 100mAビームの安定運転結果を報告した。J-PARC ISでは、2MHz RF電力50kWでの3ヶ月以上安定プラズマ生成、高いRF電力効率(2.4mA/kW以上)、及び、引出\&加速電圧増強によるビーム引出部での空間電荷限界ビーム電流(エミッタンス増大を招くビーム電流)引き上げが可能なことが実証されている。一方、現状の2MHz RF整合器、及び、高電圧電源の安定運転耐電圧が、RFプラズマ生成時、約66kVと測定されている。現状での最高ビームエネルギー65keV運転で、RFQに適したエミッタンスを有する110mAビームでの安定生成に成功したので報告する。このビームの102.5mAが、RFQ設計に使用されるエミッタンス内と測定されたので、このイオン源による次世代100mA LINACが可能と考えられる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1063/5.0057552
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069625
ID情報
  • DOI : 10.1063/5.0057552

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