MISC

2003年1月

異常高温時の内圧負荷を受ける伝熱管の破裂挙動に関する研究

日本原子力学会和文論文誌
  • 浜田 広次
  • ,
  • 栗原 成計

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1
開始ページ
32
終了ページ
38
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3327/taesj2002.2.32
出版者・発行元
Atomic Energy Society of Japan

TRUST-2を用いた2.1/4Cr-1Mo鋼伝熱管の急速破損模擬実験と解析を行い,以下の結論を得た。(1)伝熱管の破損挙動は、延性破損,クリ-プ破損、クリ-プを伴う延性破損の3パタ-ンに分類できる。(2)実験と解析の破損発生時刻を比較すると、クリ-プ破損では実験より35$\sim$50\%、クリ-プを伴う延性破損では25$\sim$45\%早く評価しており保守側である。延性破損では実験と解析の破損発生時刻は漸近するが、解析は約10\%程度早く評価している。(3)延性破損では、解析は実験の破損温度を100$^{\circ}C$程度低く計算しており保守側の評価となる。(4)クリ-プ破損では、実験の破損時間と一致するのは解析の時間係数を約1.5$\sim$2とした場合であり,実機評価における時間係数3に対しては、約1.5$\sim$2倍の裕度がある。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3327/taesj2002.2.32
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003935908
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4054785
ID情報
  • DOI : 10.3327/taesj2002.2.32
  • ISSN : 1347-2879
  • CiNii Articles ID : 130003935908

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