1997年10月
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Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 34
- 号
- 10
- 開始ページ
- 983
- 終了ページ
- 991
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1080/18811248.1997.9733774
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
高速炉の燃焼度や線出力等の炉心性能向上に対応して、燃料集合体内の出力分布や燃焼履歴の評価精度を向上させることは、適切な設計余裕のもとで燃料の健全性を確保するために重要である。本研究では、拡散方程式の解析解に境界条件を与えて集合体内の燃料ピン毎の出力分布や燃焼履歴を詳細に評価する方法について検討を行った。高速炉炉心へ適用した結果、燃料ピン毎の出力分布が得られる詳細メッシュ有限差分全炉心計算の結果と比較しいて、本手法による結果は良い精度を示した。この結果をもとに、燃料ピン毎の燃焼計算を行った結果、末期のピーキング係数や燃焼度に高意な影響があり、燃料ピン毎に燃焼計算することが重要であることがわかった。特にピーキング係数が大きくなる実証炉等の大型バンドルに有効であると考えられる。また、本手法により燃焼予測結果を照射後試験結果と比較することにより、燃焼特性予測精度の向上に役立てることができる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1080/18811248.1997.9733774
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10002078261
- CiNii Books ID : AA00703720