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2019年8月

【実地診療に役立つ睡眠時無呼吸症候群(SAS)と睡眠関連低換気障害の現況と課題】睡眠呼吸障害の種類,病態生理と診断 OSAとCSAの頻度

呼吸器ジャーナル
  • 和田 裕雄
  • ,
  • 木村 真奈美
  • ,
  • 谷川 武

67
3
開始ページ
406
終了ページ
413
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)医学書院

<文献概要>Point ・OSAやSDBの有病率を検討する際は,その疾患概念および診断基準の歴史的変遷を考慮する必要がある.・日本人のAHI,RDIあるいはODI≧15/hと定義したSDBの有病率は女性10%,男性20%前後と推測され,COPDと同程度である.・SDBが及ぼす影響および意味合いは,職域やスポーツの領域で異なるため,対象集団を考慮した疫学的検討が求められる.・心不全患者は健常一般人より高いCSA有病率を示すが,さらなる疫学調査が必要と考えられる.・小児の睡眠呼吸障害の有病率はおおよそ数%程度と考えられ,自然史の解明,診断基準や治療適応基準の確立など,多くの課題がある.

ID情報
  • ISSN : 2432-3268
  • 医中誌Web ID : 2019315821

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