2014年4月 - 2018年3月
児童養護施設退所後の生活からみる自立支援のあり方
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
児童養護施設を退所した3人に対するインタビューからわかったことの一つは、児童養護施設という施設の特性と退所後に生活場所となる施設の特性との違いが、混乱を生じさせているということである。また、それまで制限されていた家族との交流が増え、新たな葛藤を生じさせている。さらに、3人とも金銭管理能力が十分ではなく、自分の貯金やその価値を把握していないところがみられた。将来に向けての経済面での計画を立てるのは独力では難しく、強力なサポートが必要となっている。
このような状況であるため、児童養護施設滞在時の担当職員が退所後も積極的に関わる必要があるだろう。自立支援コーディネーターの関与も必要になる。
このような状況であるため、児童養護施設滞在時の担当職員が退所後も積極的に関わる必要があるだろう。自立支援コーディネーターの関与も必要になる。
- ID情報
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- 課題番号 : 26380774