2016年4月 - 2021年3月
親の就業・時間配分・考え方と子どもの人的資本形成に関する計量経済学的分析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本年度は、若林氏(東北大学)と暮石氏(国立社会保障・人口問題研究所)は子どもの貧困に関して、厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」を用いてどういった世帯が貧困であるか、貧困率がどの程度であるか、また貧困が持続する世帯にはどのような世帯があるのかについて引き続き分析を行った。本年度は平成13年度出生児に加えて平成18年出生児に関しても分析を行い比較を行った。また高齢者の消費行動に関する研究も始め、高齢者の消費が退職とともに下落するのはなぜかという「retirement consumption puzzle」に関する研究を始めた。データに関しては慶應パネル(Keio Household Panel Survey)を中心に分析を行っているが、阪大データ(くらしの好みと満足度に関する調査)や中高年縦断調査についても検討を進めている。
梶谷氏(明星大学)は,2018年度は, "the Longitudinal Study of Australian Children (LASC)" の個票データを用いて,親と一緒に過ごす時間と子どもの非認知能力との相関について分析を試みた.
マッケンジー氏(慶應義塾大学)は,厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」を用いて、保育園の入所の分析を進めている。現在までの分析では、保育所への入園が、(1)子どもや夫の状況にかかわらず就業する女性、(2)子どもや夫の状況に関わらず就業しない女性、(3)子どもや夫の状況に応じて、また仕事の状況によっては就業をする女性の3パターンによって大きく異なることが分かっている。
梶谷氏(明星大学)は,2018年度は, "the Longitudinal Study of Australian Children (LASC)" の個票データを用いて,親と一緒に過ごす時間と子どもの非認知能力との相関について分析を試みた.
マッケンジー氏(慶應義塾大学)は,厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」を用いて、保育園の入所の分析を進めている。現在までの分析では、保育所への入園が、(1)子どもや夫の状況にかかわらず就業する女性、(2)子どもや夫の状況に関わらず就業しない女性、(3)子どもや夫の状況に応じて、また仕事の状況によっては就業をする女性の3パターンによって大きく異なることが分かっている。
- ID情報
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- 課題番号 : 16H03607
- 体系的課題番号 : JP16H03607