2015年4月 - 2018年3月
農村部・都市部住民における慢性腎臓病の要因の解明と新規マーカーの確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
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- 課題番号
- 15K19232
- 配分額
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- (総額)
- 4,030,000円
- (直接経費)
- 3,100,000円
- (間接経費)
- 930,000円
神戸研究では、腎機能と関連すると考えられる塩味味覚低下と仮面高血圧との関連について論文報告を行った。篠山研究では、高血圧、脂質異常、糖代謝異常は、動脈硬化早期指標だけでなく、男性において慢性腎臓病(CKD)とも関連がみとめられた。喫煙は動脈硬化およびCKDの危険因子とされるが、現在喫煙者において足首運動負荷後の血流低下がみとめられることを論文報告し、塩味味覚低下がみとめられることを学会報告した。さらに、尿中L-FABPを測定し、CKDの有病割合を分析した。尿中L-FABP正常高値の群と低値の群の間に1年後の腎機能低下の有意な差はみとめられなかったが、追跡期間を延長した観察が必要である。