2009年4月 - 2011年3月
胆管癌における53BP1を介したDNA損傷修復機構の解明及びその臨床的意義
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 21591768
- 体系的課題番号
- JP21591768
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,100,000円
- (直接経費)
- 2,170,000円
- (間接経費)
- 930,000円
- 資金種別
- 競争的資金
胆管癌の胆管切離断端に遺残した上皮内癌と浸潤癌におけるDNA損傷部の53BP1を介した修復機構の研究を行った。胆管断端のみが独立した局所再発危険因子であった。累積5年局所再発率は陰性群10%,上皮内癌群40%,浸潤癌群100%であった。上皮内癌では53BP1核内発現びまん性集積が10例,ドット状集積が4例であり,アポトーシス標識率はびまん性集積が中央値1%に対しドット状集積では22%と有意に高かった。上皮内癌では,びまん性集積していた10例の累積10年局所再発率は100%であり,ドット状集積していた4例の0%と比較して有意に局所再発発生率が高かった。胆管切離断端に遺残した上皮内癌の局所再発(浸潤癌への進展)は, DNA損傷修復仲介因子53BP1の不活化およびアポトーシス減少と関連がある。
- ID情報
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- 課題番号 : 21591768
- 体系的課題番号 : JP21591768