2014年4月 - 2017年3月
p62-Keap1-Nrf2 pathwayによる大腸癌抗癌剤耐性機序の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 配分額
-
- (総額)
- 3,800,000円
- (直接経費)
- 2,660,000円
- (間接経費)
- 1,140,000円
- 資金種別
- 競争的資金
臨床上KRAS遺伝子変異のないKRAS野生型大腸癌であっても、薬物療法が奏功しない症例が存在することに着目し、「メインストリームであるOncogenic Ras-MEK-ERK pathwayとは別経路が大腸癌の抗癌剤耐性機序に関与している」と考えた。
p62/Keap1/Nrf2/NQ01の発現形式が、抗癌剤耐性や臨床上の予後に関与しているというこれまでの研究結果を踏まえ、「KRAS遺伝子変異とは独立した別経路p62-Keap1-Nrf2 pathwayが大腸癌の抗癌剤耐性に関与しているという仮説を病理学的、分子生物学的側面から解明する」、さらに、「大腸癌新規バイオマーカー探究への研究基盤を確立すること」を目的として本研究を企画した。
平成26年度の研究実施計画
本年度は、当科において平成22年度~平成25年度に抗癌剤治療、手術治療が行われた大腸癌60症例を対象として、以下(1)~(3)の事項につき検討を行う。
(1)切除標本におけるp62/Nrf2/NQ01発現について、モノクローナル抗体を用いた免疫組織化学染色により、その発言
p62/Keap1/Nrf2/NQ01の発現形式が、抗癌剤耐性や臨床上の予後に関与しているというこれまでの研究結果を踏まえ、「KRAS遺伝子変異とは独立した別経路p62-Keap1-Nrf2 pathwayが大腸癌の抗癌剤耐性に関与しているという仮説を病理学的、分子生物学的側面から解明する」、さらに、「大腸癌新規バイオマーカー探究への研究基盤を確立すること」を目的として本研究を企画した。
平成26年度の研究実施計画
本年度は、当科において平成22年度~平成25年度に抗癌剤治療、手術治療が行われた大腸癌60症例を対象として、以下(1)~(3)の事項につき検討を行う。
(1)切除標本におけるp62/Nrf2/NQ01発現について、モノクローナル抗体を用いた免疫組織化学染色により、その発言