MISC

2011年3月

オーステナイト系ステンレス鋼溶接継手の金属組織と残留応力に及ぼす実機での高温長時間使用と補修溶接の影響

検査技術
  • 小原 智史
  • ,
  • 高屋 茂
  • ,
  • 若井 隆純
  • ,
  • 浅山 泰
  • ,
  • 鈴木 裕士
  • ,
  • 齊藤 徹
  • ,
  • Martin L.*

16
3
開始ページ
24
終了ページ
30
記述言語
日本語
掲載種別

高速増殖炉(FBR)の実用化に向けて、経済性向上の一方策として、プラントを長寿命化しトータルコストを低減することが検討されている。この観点からFBRの溶接継手及び補修溶接継手の経年化評価手法の確立は重要である。本研究では、仏国の高速炉Phenixの二次系配管で使用された経年化溶接継手(304SS-304SS)並びに上記条件で使用された経年化材(304SS)に新材(316LSS)を溶接した補修溶接継手(304SS-316LSS)の金属組織変化を評価した。加えて、RESA及びRESA-IIを用いてそれら継手の残留応力を測定した。実験結果から、各継手の金属組織及び残留応力は高温使用環境下及び補修溶接によってそれぞれ変化し、この変化は硬さの分布と傾向が一致した。現在、各継手に対し幾つかのクリープ試験を継続しており、金属組織や機械的性質の長時間安定性について今後評価していく必要がある。

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/40018281302
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5027929
ID情報
  • ISSN : 1342-9825

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