2010年 - 2012年
脳虚血ストレスセンサーとしてのグルコース受容体及びオレキシン神経の新規役割の解明
日本学術振興会 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
本研究では、脳卒中の新規治療戦略の開発という観点から、中枢神経系に影響を及ぼす中枢-末梢臓器間連関に着目して、脳虚血ストレス負荷が中枢-末梢臓器間連関に及ぼす影響、ならびにそれが神経障害の発現に及ぼす影響についてその解明を試みた。とくに中枢における神経機能を変容させる臓器間連関の実行分子・標的分子を明らかにすることを目的に行った。その結果、上位中枢における内因性生理活性ペプチドであるオレキシン-Aおよびオレキシン神経系の活性調節によって、脳卒中病態が改善することを明らかとし、脳卒中治療領域における新たな概念を提唱した。
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- 課題番号 : 22500683
- 体系的課題番号 : JP22500683