MISC

2019年4月

骨髄内輝度変化領域と内側半月板逸脱・下肢alignmentの関係

JOSKAS
  • 福井 大輔
  • ,
  • 谷口 隆哉
  • ,
  • 谷口 亘
  • ,
  • 佐々木 貴英
  • ,
  • 山田 宏

44
2
開始ページ
334
終了ページ
335
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会

膝関節痛を主訴とした40歳以上の症例47名50膝にMRI を行い、内側半月板逸脱および下肢alignmentの骨髄内輝度変化領域への影響について後ろ向きに検討した。対象を逸脱量3mm未満でFTA176度未満の8膝(a群)、逸脱量3mm未満でFTA176度以上の22膝(b群)、逸脱量3mm以上でFTA176度未満の10膝(c群)、逸脱量3mm以上でFTA176度以上の10膝(d群)に分類し、各群の骨髄内輝度変化領域の有無を比較した。その結果、d群は他の3群と比較して骨髄内輝度変化領域の存在が有意に多かった。以上より、内側半月板逸脱を伴う骨髄内輝度変化領域への観血的治療は、半月板逸脱量を3mm未満に改善する、またはalignment矯正による内側コンパートメントへの荷重負荷軽減を目的とする加療を支持する結果であった。

ID情報
  • ISSN : 1884-8842
  • 医中誌Web ID : 2019321097

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