Profile Information

Affiliation
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J-GLOBAL ID
201601012009945069
researchmap Member ID
B000259233

昆虫は、それぞれ様々なものを餌としています。動物を食べるもの、植物を食べるもの、死んだ動物や植物をたべるものなど色々です。その中で、人間が育てている作物を食べてしまうもの、人や家畜を襲うものが害虫と呼ばれています。その中で、植物の中の液体、篩管液や導管液、細胞質の液体を吸う吸汁性の害虫がいます。これらの害虫は、植物の栄養分をとることによって、農作物の生長に悪影響を与えたり、時には枯らしたりします。また病気を持った植物の汁を吸った害虫が他の作物を吸汁する際に、病気を拡げたりします。ウンカの類やヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、カイガラムシ類、コナジラミ類などの一群のグループ、カメムシ目の昆虫には、そのような被害をもたらす害虫が多く存在します。
蚊が吸血を成立させるために唾液を動物の体内に吐出することが有名です。動物が蚊などに吸われないようにする防御機構を打ち破るためだと考えられています。それと同じように、植物を吸汁するカメムシ目昆虫も多種多様な唾液を植物中に吐出します。これもまた植物のもつ昆虫の吸汁に対する防御機能を打破・回避するためだと考えられています。
また蚊が吸血の際に、唾液と共に病気体を動物に注入するのと同じ仕組みで、カメムシ目昆虫も吸汁の際にその唾液と共に病原体を植物中に放出します。
重要な害虫群の重要な働きをしている唾液ですが、その成分と働きはほとんど解明されていません。
私の研究テーマは、この重要な働きをしている唾液の成分の特定と機能の解明、そしてその機能の働きを阻害することによって農作物の被害を防ぐ方法を開発することです。つまり害虫の唾液の働きを抑えることによって植物の本来持つ防御機能を発揮させて害虫の被害を抑えるということです。
現在対象としているのは、ウンカ類とヨコバイ類です。イネの害虫として重要なウンカが3種、トビイロウンカ、ヒメトビウンカ、セジロウンカが知られています。また、ツマグロヨコバイもイネの害虫として知られています。

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