2015年
アクチノイドと核分裂生成物の一括抽出および逆抽出による相互分離を基礎とする単サイクルプロセスの検討
日本原子力学会和文論文誌
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- 巻
- 14
- 号
- 3
- 開始ページ
- 202
- 終了ページ
- 212
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/taesj.J14.042
新しい分離概念である「単サイクルプロセス」を開発中である。これは、分離対象のアクチノイドや核分裂生成元素を一括で抽出し、逆抽出によって相互分離を行うものである。ハードな金属やソフト性金属、オキソアニオンを同時に抽出する必要があり、ソフトドナーを持つ強力な抽出剤の利用が求められる。NTAアミドはこれを可能とする一つの抽出剤である。一括抽出した後の逆抽出による相互分離であるが、Pd, Ruは、チオ尿素, システイン, ジエチレントリアミン, トリスアミノエチルアミンなど、Moは、MIDEA, NTAアミド(C2), イミノジメチルリン酸など、Re(Tcの代用)は高いpH条件での水相を用いることで逆抽出可能であることが分かった。
- ID情報
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- DOI : 10.3327/taesj.J14.042
- ISSN : 2186-2931
- ISSN : 1347-2879
- SCOPUS ID : 84939782850