2011年12月16日
木,カクタスにおける点被覆の遷移可能性 (コンピュテーション)
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報
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- 巻
- 111
- 号
- 360
- 開始ページ
- 25
- 終了ページ
- 32
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本文では,グラフGの点被覆が2つ与えられたとき,その一方から他方へGの点被覆のみを経由して,段階的に遷移する事ができるか判定する問題を扱う.ただし,遷移の過程に現れるGの点被覆は,そのサイズが与えられた整数k以下でなければならなく,一つ前の点被覆からちょうど1点を付け加えるか取り除くことで得られなければならない.この判定問題は,平面グラフに対してPSPACE完全である事が知られている.本文では,グラフをカクタスに制限したとき,どの点被覆の組でも常に遷移できるためのkに関する十分条件を与える.また,木に対しては,与えられた2つの点被覆が遷移できるための最小のkを計算する線形時間アルゴリズムを与える.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009466746
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013152
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/023375894
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009466746
- CiNii Books ID : AN10013152