共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

壊死性腸炎に対するグレリンを用いた発症メカニズム解明と革新的新規予防治療法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 町頭 成郎
  • ,
  • 家入 里志
  • ,
  • 大西 峻
  • ,
  • 山田 和歌
  • ,
  • 川野 孝文
  • ,
  • 加治 建
  • ,
  • 武藤 充
  • ,
  • 中目 和彦
  • ,
  • 向井 基
  • ,
  • 桝屋 隆太
  • ,
  • 矢野 圭輔

課題番号
17K10183
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

これまで当科での壊死性腸炎モデルは新生仔SDラットに低酸素刺激(100%窒素ガス5分間吸入×4回/日)を4日間と生後1日目、2日目にE.coli由来のリポポリサッカライド(LPS)を4mg/kg経管投与することでモデル作成を行ってきた。ただ海外施設からの文献を参照すると実験動物としてマウスを用いている報告も多い。特にカナダ・トロントのThe Hospital for Sick ChildrenのProf. Agostino Pierroの研究室からは壊死性腸炎マウスモデルを用いた壊死性腸炎に対する多角的評価を加えた論文を近年多く報告されている。この施設のモデル作成は具体的には生後5日目から9日目に1日4回、10分間の低酸素刺激と5、6日目にLPS投与を行うことで壊死性腸炎を発症させている。当科実験モデルよりも低酸素刺激時間が長く、このモデルを利用することでより実臨床に近づいたモデルの作成が可能となり、グレリン投与の効果検証もより効率的に出来るのではないかと考えた。そこでの実験モデル作成のノウハウと壊死性腸炎の基礎研究の最新の知見を学ぶことを目的に短期留学という形でProf, Agostino Pierroの研究室にResearch Fellowとして参加することが可能となった。留学先の研究室では壊死性腸炎モデル作成のみならず、組織染色や免疫学的評価、位相差顕微鏡や電子顕微鏡を用いた病態解明にも取り組んでおり今後の自施設での研究方針や設備拡充の参考となった。またカンファレンスで現在のトピックについて協議する機会も得られとても刺激を受けた。