2009年8月
核物質標準の国内調達に向けて保障措置上不可欠な核物質標準をいかに確保するか
日本原子力学会誌
- ,
- 巻
- 51
- 号
- 8
- 開始ページ
- 606
- 終了ページ
- 610
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本原子力学会
核燃料サイクル施設の長期的安定運転には、保障措置上の要求を満たすことが不可欠であるが、そのためには的確な計量管理が基礎をなす。そこでは、核物質の計量管理(保障措置)のための「分析」が非常に重要な役割を担っている。特にIAEAとの協定下で要求されている「国際標準レベルでの測定による報告」を実行していくためには、分析を高い品質で維持していくことが必須となる。そこでキーとなるのが「核物質標準」である。しかし、核物質標準は近年海外からの入手が極めて困難な状況に陥っており、その国内調達の必要性がクローズアップされてきた。本解説では、計量・保障措置分析における核物質標準の役割,国際的動向,国内調達に向けた動きなどについて解説する。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1882-2606
- CiNii Articles ID : 10025011071
- CiNii Books ID : AN00188477