2019年
PBLを導入した「情報と職業」の授業実践と評価
日本情報科教育学会誌
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- 巻
- 12
- 号
- 1
- 開始ページ
- 43
- 終了ページ
- 52
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.32203/jaeis.12.1_43
- 出版者・発行元
- 日本情報科教育学会
近年,問題解決力の育成が重要視されている.しかしながら,教員養成課程において,問題解決手法を学ぶ機会が少ない.本研究では,教科「情報」の課程認定科目「情報と職業」において,PBLを導入した授業を提案する.効果的に問題解決手法を修得させるため,「情報と職業」の学習内容である「企業におけるICT活用」の事例学習とPBLによる問題解決実践の重ね合わせによる相乗効果を期待し,「情報と職業」においてPBLを導入した授業実践を行った.実践後の質問紙調査の結果,ICT活用事例と,PBLによる問題解決実践に相関関係が認められた.また,事例と実践との重ね合わせが行えている学生のほうが,より効果的に問題解決力が身につくことが示唆された.教員養成課程においてPBLを導入した授業を含めるにより,現在よりも問題解決を効果的に指導・支援できる教員を輩出することができ,生徒にも問題解決能力を修得させることが期待される.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.32203/jaeis.12.1_43
- ISSN : 2189-0668
- eISSN : 2434-6845
- CiNii Articles ID : 130007980415
- CiNii Books ID : AA12797572
- CiNii Research ID : 1390286981381174528