2021年8月
高エネルギーX線を利用した異種材料レーザー溶接部内部ひずみ評価
SPring-8/SACLA利用研究成果集(インターネット)
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- 巻
- 9
- 号
- 5
- 開始ページ
- 318
- 終了ページ
- 323
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18957/rr.9.5.318
レーザー溶接は、照射領域が非常に小さく、制御も簡便であることから様々な金属材料に対してすでに実用化されている。本研究では実用化が期待されている異種材料レーザー溶接の課題の1つである、加工影響部付近のひずみ・応力・変形等について高エネルギー放射光X線回折法により評価した。銅と鉄の異材接合に関して内部変形測定を行った結果、線膨張係数が高い銅側はほとんど変形しておらず、鉄側に強い引張ひずみと熱影響部に塑性変形領域が確認された。加えて、鉄の塑性変形領域には銅が混ざったことが原因と思われる残留オーステナイト相が観測され、混在する金属材料中の材料強度評価にさらなる課題が明らかなとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18957/rr.9.5.318
- ISSN : 2187-6886