講演・口頭発表等

2009年3月

理系及び医療系大学生の避妊行動と認識との関連

山梨県母性衛生学会誌
  • 中澤 直子
  • ,
  • 石田 貞代
  • ,
  • 萩原 結花

開催年月日
2009年3月 - 2009年3月
記述言語
日本語
会議種別
主催者
山梨県母性衛生学会

2004年10月に県下の4年制国公立大学中、理解と協力の得られた理系と医療系学部に在学する2年生男女学生107人を対象に、無記名自記式質問紙を用い、自尊感情との関連を含め、避妊の行動と認識の関連を集合調査した。同意が得られたのは106人で有効回答数は104人、有効回答率は97.2%であった。性別は男性55人、女性49人、学部は理系57人、医療系47人、居住形態は1人暮らし67人、寮生活・家族と同居37人であった。平均19.9±0.8歳で、自尊感情尺度得点は32.6±6.4点で、性別、学部、居住形態別に自尊感情尺度得点に有意差はなかった。また、避妊の認識や行動と自尊感情との関連はなかった。いつも避妊する者はそれ以外の者に比べ、避妊を必要と考えている者が有意に多かった。避妊をしない場合に性交をやめる、多分性交をやめると回答した者が有意に多く、性感染症を予防したい理由に性教育を受けてと答えた者が有意に多かった。