論文

2011年6月

地域看護学実習における学生の学びの到達度の検討

長崎県看護学会誌
  • 藤丸 知子
  • ,
  • 岩永 洋子
  • ,
  • 稗圃 砂千子
  • ,
  • 吉原(山谷) 麻由美
  • ,
  • 中尾 八重子

7
1
開始ページ
27
終了ページ
34
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)長崎県看護協会

【目的】学生の地域看護学実習における実習後のレポートを分析し、学びの到達度の検討を行い、今後のより効果的な実習を行うための基礎資料とすることを目的とした。【対象及び方法】対象は平成22年度に地域看護学実習を行った学生63名の「実習での学び」のレポートの記述内容2,528件を質的に分析した。【結果・考察】様々な視点から実習目標にそって記述した文章と1つの観点から実習目標について記述した文章件数は、目標3『支援活動・方法』が最も多く、目標2『地域看護活動の展開』が一番少なかった。目標3に【保健師の役割】【保健師の関わり方】、目標4・5に【住民支援のための連携協働における保健師の役割】【保健所と市町村保健師の役割】、目標1に【住民の声を聴くことの大切さ】と保健師の役割に関係するカテゴリーがあり相互に関連しながら学習していることが示唆された。目標1『地域特性・健康課題』は、様々な視点からの記述文章件数は少なかったが、1つの観点からの記述文章では【既存データからの地区把握】【地域踏査から見えた自然・環境・生活】【多角的に地域をみる視点】等のカテゴリーから、地域診断のプロセスについては学習できていると考えられた。目標2『地域看護活動の展開』は文章件数が少なく、実習目標の具体化と事業の展開を理解する学習として実習プログラムを工夫する必要がある。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 1349-1326
  • 医中誌Web ID : 2012016541

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