2013年4月 - 2016年3月
絶滅生物のバイオメカニクス―未知なる形の機能性を探る
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
- 課題番号
- 25630047
- 体系的課題番号
- JP25630047
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,900,000円
- (直接経費)
- 3,000,000円
- (間接経費)
- 900,000円
- 資金種別
- 競争的資金
絶滅した生物には,特定の機能に特化して進化し,逆にそのせいで絶滅した「失われた機能デザイン」の例が多い.そこで本研究は,現代にはない新たな機能性の着想を目指して,すでに絶滅した翼形態型腕足動物の殻形態を用いて流体力学的研究を行った.流水実験および流体解析の結果,激動な浅海環境に適応を遂げた翼形態種パキシルテラは,流体力学的に不安定な姿勢を取りつつも,きわめて安定した渦様の濾過摂食水流を形成できることがわかった.このような“受動的渦流発生体”は,殻まわりの水流に応じて適切に殻を開閉し,ロバストな機能性を生み出していたことが明らかになった.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25630047
- 体系的課題番号 : JP25630047