研究ブログ

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「非虚血性拡張型心筋症に対する 僧帽弁手術の遠隔期成績―全国データベース研究」が第45回日本心臓財団研究奨励に採択されました

大学院生の石垣隆弘先生の全国データベースを用いた研究に対して日本心臓財団の研究奨励が決定しました。非虚血性心筋症による重症心不全患者に対する僧帽弁治療には従来の外科手術と近年本邦で開始された低侵襲カテーテル治療がありますが、優劣は明らかでありません。本研究では全国的なデータベースを用いた解析を行うことにより、本邦における僧帽弁手術(形成術・置換術)の遠隔期成績とリスク因子を明らかにします。これにより今後、外科手術と低侵襲カテーテル治療との成績比較が可能となり、適切な患者選択に寄与すると考えています。

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左室形成後の心筋オートファジーの変化に関する論文がJTCVSにアクセプト

大学院生の杉本聡先生の論文"Autophagy During Left Ventricular Redilation After Ventriculoplasty: Insights from a Rat Model of Ischemic Cardiomyopathy"が北米の胸部外科関連の雑誌にアクセプトされました!先日早速テキサスの施設の先生からのコメントものりました。外科領域でも意見の定まっていない領域の一つである、「左室形成」の効果をさまざまな角度からみて術式やアジュバント治療につなげたい、という思いで研究しています。

死亡率が高いことやオートファジーの評価にもまだまだリミテーションが多く、今後の検討課題です。

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