MISC

2020年

病原RNAウイルスの電子顕微鏡解析

顕微鏡
  • 杉田 征彦

55
3
開始ページ
125
終了ページ
130
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11410/kenbikyo.55.3_125
出版者・発行元
公益社団法人 日本顕微鏡学会

<p>ウイルスは小さな構造体で,ときに宿主に疾患を引き起こす.RNAウイルスにはインフルエンザウイルス,麻疹ウイルス,エボラウイルス,狂犬病ウイルス,コロナウイルス,ウエストナイルウイルスなど,ヒトに高い病原性を示すものが多数存在する.ウイルスの増殖機構を明らかにし,抗ウイルス薬を開発するためには,ウイルス構造を理解することが重要である.しかし,多くのRNAウイルスは柔軟で不安定な性質をもっているため,構造解析には困難が伴う.本稿では,電子顕微鏡法を用いたインフルエンザウイルスおよびエボラウイルスの構造研究について解説する.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11410/kenbikyo.55.3_125
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007967708
ID情報
  • DOI : 10.11410/kenbikyo.55.3_125
  • ISSN : 1349-0958
  • CiNii Articles ID : 130007967708

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