2001年3月
酸素療法を受けている患者の安全,安楽な移動に関する研究 酸素ボンベカートと点滴スタンド改善の試み
宮城大学看護学部紀要
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- 巻
- 4
- 号
- 1
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 宮城大学看護学部
呼吸不全患者が使用する酸素ボンベカートと点滴スタンドを一体化した改良型カートの使用効果を,改良の前後における酸素飽和度と脈拍数の変化から比較した.対象は平均63.9±18.5歳の呼吸不全患者9名である.従来の酸素ボンベカートと点滴スタンドを運搬する100m歩行ではは全例で酸素飽和度は有意に低下した.改良したカートは重量5kgでカートとスタンドが一体化しているもので酸素飽和度の低下率は減少する傾向が認められたが,改良前と有意差はなかった.しかし,患者の殆どは,改良型カートの方が歩行しやすと答えた.一体化による易操作性とより軽量化することにより,より安全で負荷の少ない移動を実現できる可能性が示唆された
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-0233
- 医中誌Web ID : 2003053765
- CiNii Articles ID : 40006412179
- CiNii Books ID : AA11351749