論文

査読有り
2019年11月

放射性セシウムの森林からの流出が淡水魚の濃度に与える影響に関する解析的検討

Journal of Environmental Radioactivity
  • 操上 広志
  • ,
  • 佐久間 一幸
  • ,
  • Malins A.
  • ,
  • 佐々木 祥人
  • ,
  • 新里 忠史

208-209
開始ページ
106005\_1
終了ページ
106005\_11
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.jenvrad.2019.106005

本報告では、セシウム137の森林内での循環と河川への流出、渓流に生息する淡水魚への移行を考慮したコンパートメントモデルを構築し、福島の環境に基づいて一般化した流域を対象に解析を行い、淡水魚へ移行するセシウム137の森林内の流出源を推定した。その結果、セシウム137の流出源は、落葉の河川への直接流入、落葉層からの側方流入、土壌層からの側方流入の3つからなることがわかった。また、森林内のセシウム137の循環は事故後10年程度で平衡状態に近づき、それに伴って河川水や淡水魚のセシウム137濃度は物理減衰程度になると推測された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.jenvrad.2019.106005
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5064470
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.jenvrad.2019.106005
  • ISSN : 0265-931X

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