2017年4月
森林に自生する栗およびクリシギゾウムシに対する福島第一原子力発電事故により放出された放射性セシウムの移行
Horticulture Journal
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- 巻
- 86
- 号
- 2
- 開始ページ
- 139
- 終了ページ
- 144
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2503/hortj.MI-132
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 園芸学会
2011年3月に発生した福島第一原子力発電事故により飛散した放射性セシウムの栗に対する移行を明らかにするために、果実の各部位と葉のオートラジオグラフィと放射性セシウム濃度を調べた。栗の果実は、可食部である子葉と鬼皮の間に薄皮をもつ。果実における放射性セシウム濃度は、鬼皮、薄皮、子葉ともに約1.0$\times$10$^{4}$Bq・kg$^{-1}$で各部位においてほぼ同濃度であり、また葉もほぼ同濃度であった。さらに果実に寄生するクリシギゾウムシの幼虫の放射性セシウム濃度は、果実の可食部である子葉の約7分の一であることが示された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2503/hortj.MI-132
- ISSN : 2189-0102
- CiNii Articles ID : 130005261039