共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

幅広い年代と体力レベルに実施可能な、走っても歩いてもよい簡便な持久性テストの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K10981
体系的課題番号
JP18K10981
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

本研究では、広範囲な年齢層や様々な体力レベルに適用できる簡便な全身持久力評価方法、「走っても歩いてもよいシャトルテスト(新SST)」の開発・提案を目的に、3年間の研究期間内に、以下について検討する。
1)新SSTの妥当性・安全性の検討(2018年度から2019年度):幅広い年齢で、様々な体力レベルにある男女各50名について、新SSTの妥当性と安全性について検討する。妥当性の検討は VO2MAXの測定と新SSTの成績との相関の高さで評価し、安全性については、 新SSTの測定中の心拍応答(ポラール)や主観的運動強度、体への負担度等によって評価する。なお、これら安全性に関する検討のうち、主観的運動強度については、新SSTの測定時に全対象者に対して実施し、心拍応答は一部対象者で実施する。
2)多人数による新SSTと体格(筋量)、他の体力要素、生活要因の調査(2018年度から2020年度):多人数(男女各750名)の測定を実施して、新SSTと体格(筋量)や他の体力要素との関連、生活要因との関連からデータベースの特性を明らかにする。
3)上記に基づき、新SSTの性別・年齢階級別標準値を作成(2020年度)する。
課題1)については、2018年度に予定を上回る138名(男性51名、女性81名)の運動負荷試験が実施できた。また、主観的運動強度と心拍応答による安全性の検討については、前者は全ての測定時に実施できているが、心拍応答を特に取り上げての測定はまだである。なお、新SSTについては、これまでに男性約700名、女性約1200名のデータ取得ができた。課題2)の項目(筋量や他の体力要素、生活要因など)の中では、体力項目のデータが最も多く(新SSTを測定した殆どの対象者に実施できた)、生活要因については、男性約100名、女性約400名である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K10981
ID情報
  • 課題番号 : 18K10981
  • 体系的課題番号 : JP18K10981