2013年4月 - 2017年3月
脱水症のリスクの高い高齢者をスクリーニングする方法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は高齢者の脱水予防・早期発見を目的に、地域高齢者の脱水発症実態と関連生活要因、体内水分量を調査、易脱水性へのスクリーニング方法を検討した。①8,323名の高齢者調査では、熱中症での救急搬送は4.2%、独居が多く、生活状況にも特徴があり、易脱水性へのスクリーニングは、個々の生活アセスメントが必要と考えた。②部位別生体電気インピーダンス分光法(S-BIS)で測定した405名の体内水分量と身体機能に正の相関がみられ、体内水分量保持には、筋肉量や生活機能維持の介護予防が必要と考えた。③現在、①②から健康状況や多様な生活場面に対応できる高齢者の脱水・熱中症予防プログラムを検討中である。
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- 課題番号 : 25463570
- 体系的課題番号 : JP25463570