MISC

2000年11月

WIND計画におけるエアロゾル再蒸発へのホウ酸の影響に関する実験研究

JAERI-Conf 2000-015
  • 柴崎 博晶*
  • ,
  • 丸山 結
  • ,
  • 工藤 保
  • ,
  • 湯地 洋子
  • ,
  • 茅野 栄一
  • ,
  • 中村 秀夫
  • ,
  • 日高 昭秀
  • ,
  • 橋本 和一郎

開始ページ
225
終了ページ
230
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.11484/jaeri-conf-2000-015

日本原子力研究所の配管信頼性実証試験計画では、エアロゾル再蒸発挙動を把握することを目的に配管内エアロゾル再蒸発試験を実施している。配管内エアロゾル挙動試験装置では、前段及び後段試験部としてステンレス鋼直管を水平に設置した。前段試験部にCsIエアロゾルを導入し、一旦沈着させた後に同試験部を段階的に再加熱した。前段試験部から再蒸発したエアロゾルを、温度勾配を設定した後段試験部に沈着させた。また、PWRの状況を模擬するためメタホウ酸を装荷した試験も実施した。メタホウ酸を装荷した試験では、高温部においてセシウムのみが沈着していた。また、試験部温度が上昇するにつれて沈着セシウムに対する沈着ヨウ素の割合が減少していることがわかった。試験後に、ESCAによる分析の結果、沈着したCsIがメタホウ酸と反応してホウ酸セシウム、酸化ホウ素及びヨウ素が生成していると推定された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaeri-conf-2000-015
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?3214
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaeri-conf-2000-015

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