MISC

2018年

母指指節間関節および中手指節関節の接触運動解析

生体医工学
  • 坂本 信
  • ,
  • 杉田 魁人
  • ,
  • 森清 友亮
  • ,
  • 風間 清子
  • ,
  • 小林 公一
  • ,
  • 田邊 裕治

56
0
開始ページ
S24
終了ページ
S24
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
公益社団法人 日本生体医工学会

<p>ヒト母指の運動自由度は,指節間(Interphalangeal : IP)関節,中手指節(Metacarpophalangeal : MCP)関節,大菱形中手(Trapeziometacarpal : TMC)関節の3つの関節により得られ,他指に比して高い自由度を有している.母指関節の接触運動力学的特性を調べることは,関節の複雑な機能を明らかにすることにつながり,疾病の診断等において重要である.そこで本研究では,in vivoにおける母指IP関節およびMCP関節の接触運動挙動を検討するために,MRIを用いて被験者7名の右母指についてNeutral, Lateral pinch,Graspの3肢位における接触面積と関節軟骨接触領域分布について明らかにした.その結果,IP関節接触面積は,Neutral(屈曲角度: 15.0 ± 7.6°),Lateral pinch(屈曲角度: 37.4 ± 9.3°),Grasp(屈曲角度: 63.4 ± 10.6°)において,それぞれ36.6 ± 16.7 mm2,45.3 ± 18.4 mm2,48.9 ± 20.8 mm2であった.また,MCP関節接触面積は,それぞれNeutral(屈曲角度: 7.5 ± 3.8°)で51.4 ± 21.7 mm2,Lateral pinch(屈曲角度: 9.0 ± 10.6°)で50.9 ± 23.6 mm2,Grasp(屈曲角度: 36.6 ± 11.9°)で48.3 ± 23.0 mm2であった.また,接触領域分布の変化から対象肢位間においては,IP 関節は滑りを主体とした運動であり,MCP関節はLateral pinchからGraspで主に転がり運動であることが確認できた.</p>

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007483786

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