2019年10月
立位下肢アライメントと床反力測定による下肢機能軸と荷重方向の三次元評価法の提案
臨床バイオメカニクス
- 巻
- 40
- 号
- 開始ページ
- 121‐125
- 終了ページ
- 125
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本臨床バイオメカニクス学会
一般に下肢機能軸は下肢に作用する荷重線として参照される。本研究では下肢機能軸と下肢に作用する荷重の方向の関係を三次元的に明らかにするため、二方向スロットラジオグラフィ(SR)による三次元下肢アライメント評価と床反力測定を同時に行う手法を提示した。六軸力覚センサ内蔵の床反力計を設置した二方向SRを行うための回転撮影台を作製した。CTデータから構築した大腿骨と脛骨の三次元骨形状モデルを二方向SR画像にイメージマッチングすることで大腿骨と脛骨の三次元位置を決定し、下肢機能軸を評価するとともに、二方向撮影時の床反力計の平均測定値から床反力の大きさと方向を求めた。この手法を変形性膝関節症患者一名の左右両脚に適用し、両脚立位時と片脚立位時で下肢機能軸と床反力の方向を比較した結果を示した。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 1884-5274
- 医中誌Web ID : 2020233254
- J-Global ID : 201902272820154086