2012年4月 - 2016年3月
犯罪報道における問題の顕在化と受け手の報道評価に関する実証的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、送り手と受け手の双方の視座から犯罪報道の問題点を指摘し、その解決策を探ることを目的としており、2つのアプローチを採用した。ひとつは、マス・メディアの犯罪報道の実際を把握するものである。もうひとつは、受け手の報道に対する評価や意見を把握するものである。研究の結果、マス・メディアの自主規制等による報道内容の改善は確認できるものの、未だに被疑者、被害者の個人情報やプライバシーが公表される傾向にあり、その傾向は被害者において特に顕著である。人びとはマス・メディアの影響力を認めつつも、「中立・公平」「個人情報・プライバシーの配慮」に欠ける報道を行っているという認識であることが明らかとなった。
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- 課題番号 : 24530658
- 体系的課題番号 : JP24530658
この研究課題の成果一覧
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論文
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東洋大学社会学部紀要 = The bulletin of the Faculty of Sociology, Toyo University 55(1) 57-69 2018年1月
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東洋大学社会学部紀要 53(2) 33-46 2016年3月
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東洋大学社会学部紀要 53(1) 35-50 2015年11月