2010年1月
無線センサネットワークの時刻同期と位置同定の統合化手法
電子情報通信学会論文誌B
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- 巻
- J93-B
- 号
- 1
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
無線センサネットワークの時刻同期及び位置同定は,計測データの解析,ノードの動作指示,障害解析の面で重要である.これまでの時刻同期及び位置同定手法の多くは,ノード数が増大するほど,多くの通信パケットを必要とする.時刻同期及び位置同定による通信帯域の消費は,アプリケーション通信への妨害を引き起こす.本論文では,無線センサネットワークの時刻同期と位置同定を統合化し,通信帯域の利用を効率化する手法を提案する.本手法は,Time of Arrival(ToA)による位置同定手法を基本としている.ToAによる位置同定においては,各ノード間での高精度な時刻同期が必要となる.このため,本手法では,時刻誤差をパラメータ化し,各ノードの位置座標とともに同じ方程式で同時に求めることによって,結果的に時刻を同期させる.更に,時刻同期と位置同定に必要な通信を統合することで,通信パケット数を削減する.計算機シミュレーションによる評価によって,提案手法の有効性を示す.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007503226
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11325909
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/10537444
- ID情報
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- ISSN : 1344-4697
- CiNii Articles ID : 110007503226
- CiNii Books ID : AA11325909