基本情報

所属
東京大学大学院学際情報学府 社会情報学コース
独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC2)
法政大学 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 兼任講師
学位
学士(文学)(2018年3月 早稲田大学)
修士(社会情報学)(2020年3月 東京大学)

連絡先
yaarugannwgmail.com
J-GLOBAL ID
202001006644167245
researchmap会員ID
R000000123

1995年長野県生まれ。専門は社会学。研究テーマは人種・エスニシティ、現代日本社会。

特に、「ハーフ」「ダブル」「ミックス」と呼ばれる、複数の人種的背景を持つ人々のアイデンティティと生活のあり方に主要な関心があります。現在、以下のような研究プロジェクトを主に進めています。

1. 戦後日本における「混血児」「ハーフ」にかんする歴史社会学的研究

「混血」「ハーフ」「ダブル」「ミックス」など、複数の人種的・民族的背景をもつ人々に言及するカテゴリーについて、アーカイブ調査やオーラルヒストリーによる研究をしています。これらのカテゴリーが近代日本社会のなかでいかなる歴史的な軌跡をたどってきたのか、その過程にどのような制度やアクターが関与してきたのか、そうしたカテゴリーの使用が当事者をはじめとする様々な人々にどのような帰結をもたらしてきたのかについて、明らかにすることを目的としています。

2. 現代日本の外国にルーツをもつ若者にかんする文化社会学的研究

複数の人種的・民族的背景をもつ人々のアイデンティティとライフスタイルの関係について、インタビューにもとづく質的な研究をしています。かれらが日常生活や社会関係を営むにあたってそうしたカテゴリーをどのように運用しているのか、それらのカテゴリーのもとでどのような経験や活動が展開されているのか、とくに趣味や文化活動がかれらの人種的なアイデンティティや境界にどう関係しているのかに関心があります。

3. 現代日本の外国にルーツをもつ人々にかんするメディア社会学的研究

TwitterやYouTube、Facebook、TikTokといったソーシャルメディアにおける「ハーフ」「ダブル」「ミックス」当事者の活動について、会話分析や内容分析の視点から量的・質的な研究を行っています。ソーシャル・メディアを通じてどのようにアイデンティティや境界が表現・管理されているのか、どのように人種的経験が描写・共有されているのか、人種的マジョリティが人種的マイノリティへのどんな態度や感情を表現しているのか、こうしたコミュニケーションのあり方にジェンダーやナショナリティがどのように結びついているのかに関心があります。

4. その他の研究

このほか、以下のトピックに関する研究も副次的に行っています。 

  • スポーツとアスリートをめぐるマスメディア言説とソーシャルメディア言説の動向
  • 交差性やエスノメソドロジーの観点を踏まえた質的調査方法論
  • 国際結婚家庭の子育てにおける教育戦略と親子関係

備考

  • 社会学や人種・エスニシティに関係する非常勤講師やゲスト講師などのお仕事を募集中です。
  • ウェブ公開されていない論文等は、ご連絡いただければ可能な範囲で送付いたします。 

 


論文

  7

MISC

  2

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  14

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

メディア報道

  3