Misc.

Aug, 2009

BiPAPが奏効した重症SASの一例

姫路聖マリア病院誌
  • 宮武 智実
  • ,
  • 小川 晃弘
  • ,
  • 松本 亮典
  • ,
  • 牧野 琢丸
  • ,
  • 公文 啓二
  • ,
  • 正木 昭次
  • ,
  • 福本 初
  • ,
  • 岸本 朋之
  • ,
  • 柴田 康博
  • ,
  • 柳 文修

Volume
20
Number
First page
10
Last page
12
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
(医財)姫路聖マリア会

現在、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)治療においては持続気道陽圧呼吸(continuous positive airway pressure:CPAP)が一般的な治療法として処方されることが多い。今回我々は高度肥満かつ重症SASの女性で、CPAPで十分な換気が得られず、二相性気道陽圧呼吸(Bilevel positive airway pressure:BiPAP)が奏効した症例を経験した。症例は38歳の女性で、BMI50.6kg/m2、と高度の肥満を認めた。終夜睡眠ポリグラフ(PSG)を施行したところ、AHI234.4、最長無呼吸時間26.1秒、SpO2最低値70%と重度の無呼吸低呼吸を認め、まずはCPAPによるタイトレーションを施行した。CPAP圧を使用機械の上限である20cmH2Oまで上げてもAHI79.3とコントロール不良であった。次にBiPAPを用いてタイトレーション施行したところ、AHI6.3、最長無呼吸時間13.5秒、SpO2最低値81%まで改善し、良好な睡眠を得ることができた。(著者抄録)

Link information
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/en/detail?JGLOBAL_ID=200902241056451942
ID information
  • ISSN : 1344-9303
  • Ichushi Web ID : 2010058858
  • J-Global ID : 200902241056451942

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