鏡板の成形過程シミュレーションによる板厚分布のモデル化
日本機械学会M\&M2019材料力学カンファレンス
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- 開催年月日
- 2019年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福岡
- 国・地域
- 日本
鏡板は原子力プラント機器などにおいてバウンダリを形成する構造物のひとつである。圧力荷重による鏡板の座屈やその後の変形挙動については、鏡板の成形過程において生じる板厚の分布が大きく影響するものと考えられる。ここでは鏡板の成形過程を模擬したシミュレーション解析を行うことにより、鏡板の板厚分布を実測データと比較検討し、鏡板の耐圧強度評価のための解析モデルの構築を図る。本研究では、鏡板試験体の板厚詳細計測データにおいて子午線方向に特徴的な分布形態が観察されることから、成形加工過程をFEMにより解析し板厚分布を再現することを試みた。その結果、鏡板の子午線方向の板厚分布に関して定量的には差はあるものの、その傾向をとらえることができた。