MISC

2019年

軽元素安定同位体比分析及び微量元素分析による食品の産地判別

分析化学
  • 鈴木彌生子

68
9
開始ページ
671
終了ページ
682
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2116/bunsekikagaku.68.671
出版者・発行元
公益社団法人 日本分析化学会

<p>日本産農水産物の需要が増加するなかで,外国産と日本産品の間には大きな価格差があるため,残念ながら日本産品の産地偽装が起きてしまう.産地証明書などの書類による管理とともに,分析化学を用いた産地判別技術の開発が求められている.食品の表示偽装問題に対して,科学的手法として注目される安定同位体比分析や無機元素分析を用いた食品の産地判別について,農畜水産物や加工食品も含めてこれまでに研究した結果を総合的に報告する.産地判別技術による分析結果は,消費者や業界へ及ぼす影響が非常に大きいことから,分析結果の信頼性が問われる.とくに安定同位体比分析については妥当性確認が十分でないことが問題になっている.そこで,軽元素安定同位体比分析の妥当性確認のための試験所間比較を実施した.窒素を含む化合物の酸素同位体比分析は,標準物質や標準分析法の整備を早急に行う必要性が明確化した.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.68.671
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902251124980032
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007723814
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00222633
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/030033556
ID情報
  • DOI : 10.2116/bunsekikagaku.68.671
  • ISSN : 0525-1931
  • J-Global ID : 201902251124980032
  • CiNii Articles ID : 130007723814
  • CiNii Books ID : AN00222633

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