2019年3月
原木シイタケ栽培の革新的な省力栽培技術の開発
長野県林業総合センター研究報告
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- 巻
- 号
- 33
- 開始ページ
- 9
- 終了ページ
- 18
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 長野県林業総合センター
原木シイタケ栽培の労働負荷軽減を図るため,標準的な作業内容を見直し,省力栽培技術の開発を目指した。各種栽培試験の結果,以下の結論を得た。・封ロウ省略栽培は,富士103や森夏実など発生型が中温系の品種は,封ロウ省力栽培に適性がある可能性が示唆された。また,高中温性の品種の菌興706も適性があることが示された。封ロウを省略すると,発生初期に植穴からの子実体発生がほとんど無いことが総発生数が少ない原因と考えられた。・わりばし種菌を使った省力栽培は,植菌作業に係る作業時間は種駒の3分の1程度と大きく短縮されることが分かった。ホダ木の乾燥を防ぐ植菌・伏せ込み管理の手法を今後確立することで,わりばし種菌を使った原木シイタケの省力栽培が可能と考えられた。・仮伏せ省力化栽培は,ホダ木移動の省力化を図るため,林内で仮伏せを行った結果,有効積算温度は伏せ方により多少の違いがあることが分かった。有効積算温度が比較的高かった3段積みや,枕木を使用した伏せ方は,林内での仮伏せ方法として有効な伏せ方と考えられた。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/220000160279
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10149802
- URL
- https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010927475 本文へのリンクあり
- ID情報
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- ISSN : 1342-775X
- CiNii Articles ID : 220000160279
- CiNii Books ID : AN10149802